重力制御 掲示板

未完のレポート:ラビド改 - 16bits

2008/07/11 (Fri) 19:57:48

かむいまるさん主催のおんたまトーナメントで、ラビド改で対戦する機会がありました。
その時は本戦で1回も勝てなかったのですが、レポートを書きかけの状態で放っておいたものがあります。

レポートの完成度というか、結論として正しいのかどうか分かりませんが、掲載したいと思います。
強いブックを作ってください!


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ラビド改は旧作のラビドとは大きく異なるマップです。

以前は南エリアに聖堂があり、頻繁に聖堂を利用できるため、恒常的に優位な盤面を作り出して達成するよりも、瞬間的に増資アクションを行い、一気に達成する方法が有効でした。
2エリアに分かれたため連鎖を伸ばしにくく、その不足分を護符の伸び白でカバーすることが、このマップでの肝だったのです。

しかし、ラビド改では聖堂が泉になり、北エリアの無属性土地がモーフィング土地に置き換えらています。

かつては護符戦の駆け引きが勝敗を左右していたのですが、土地の優劣のみによって勝敗が分かれるマップへと変貌したのです。

そのため通行料収入が大きな要素となり、以前よりも北エリアの需要が大きくなりました。モーフィング土地の追加もこれに拍車をかけています。
北エリアでは頻繁に戦闘が発生し、拠点は移動侵略の対象となります。
城から砦までの間を往復しなければならないため、単純に土地に止まる確率が高く通行料の期待値も大きいのですが、侵略にさらされる危険性も高いのです。

一方で、南エリアは通行料こそあまり期待できませんが、これは逆に侵略される可能性が少ないとも言い換えられます。
また、土地価値も100Gと高く、上手く連鎖を築けば通行料に頼らなくても達成できます。

平均的に領地を獲得すると仮定した場合、北エリアは3.5連鎖、南エリアは2.5連鎖であり、連鎖数を極端に伸ばしにくいマップです。そのため、どちらかのエリアの領地を重点的に確保しなければ、勝負に絡むのが難しくなるでしょう。


ここまで踏まえて戦型を2つ提案します。

1.北エリア重視型
【パーミッション】などで北エリアを中心に土地を抑え、【ランドプロテクト】付きの拠点を構築して通行料収入を貰って達成するブックです。クリーチャーの質は高めに設定するとともに、アイテムカードやクリーチャーを無力化するスペルも豊富に揃える必要があります。そのための対策手段も用意しなければなりません。

2.南エリア重視型
【パーミッション】などで南エリアを中心に土地を抑え、ランドトランスして達成を目指します。【ランドプロテクト】よりも【地形変化スペル】や即時クリーチャーが重要になります。クリーチャーの質は北エリアよりは落としても大丈夫ですが、侵略されるときはアッサリ落ちるので手抜きはできません。

Re: 未完のレポート:ラビド改 - 16bits

2008/07/11 (Fri) 20:04:46

続いて、メインとなるカードを考察します。


【トレード】

もっとも注意しなければならないカードです。ラビド改では北エリアでも南エリアでも連鎖を組みにくいので、トレードで強引に連鎖を作っていかないと、達成できるだけの資産を築くことができません。3連鎖くらいまではクリーチャーを配置して、地形変化スペルを使えば、普通に作れます。しかし、4連鎖以上になると途端に妨害が多くなって、魔力が伸び悩むでしょう。ここから強引に4連鎖まで持っていくのが【トレード】です。相手も使うので、そう簡単にはいきませんが、あると無いとでは圧倒的な差が生まれます。
また、連鎖の形成・切断以外にも、移動侵略の利用・抑制など、様々な用途に使えます。このカードを使いこなすことが、マップ攻略のカギです。


【パーミッション】と【トレスパス】

【パーミッション】は、基本的には収入スペルとしての性質が強いのですが、高額領地ができた場合の踏み回避手段としての性質と、どちらかのエリアを重点的に周回して領地を確保しやすくする性質の、3つの要素があります。純粋な魔力獲得手段としては【フェーム】の方が優秀ですが、様々な要素を加味すると、【パーミッション】があった方が便利というのも確かです。ただし、必須とまでは言えません。
また、場に【パーミッション】が何枚あるかによって、【トレスパス】の機能率は激変します。相手が目標魔力達成を最優先させるようであれば、こちらも魔力を伸ばしやすいでしょうが、魔力の調整を頻繁に行ってくる相手だった場合、【トレスパス】で魔力を得たとしても増資する土地が無くなってしまうでしょう。このことから、ラビド改における【トレスパス】は、相手の出方によって機能率が上下してしまう博打要素の強いスペルだと結論付けられます。


【フロート】と【ホーリーワード8】

高額領地踏みを回避するための手段としては【フロート】が、単純に周回加速手段としては【ホーリーワード8】が優れています。ただし、【シニリティ】や【リプレイス】など、敵クリーチャーを弱体化のためのスペルとの相性も考えると【フロート】の方が若干有利です。

Re: 未完のレポート:ラビド改 - 16bits

2008/07/11 (Fri) 20:11:00

【パラライザー】と【シニリティ】:クリーチャーコントロールのためのスペル

北エリアでは城と砦の間を往復するために、通行料の支払いや戦闘が多発します。そのため、相手のクリーチャーを弱体化させるスペルを使って侵略する戦術が有効になります。逆に言うと、防御手段もないのに北エリアで領地のレベルを上げるのは自殺行為です。
高レベル、低レベルともに使いやすいのは【パラライザー】と【シニリティ】。戦闘を誘発するのであれば【テレキネシス】、土地数を減らすのであれば【フィアー】や【エグザイル】、リビング系のアイテムを警戒するなら【リプレイス】などなど、実に多くの選択肢があります。


【ランドプロテクト】

クリーチャーへのコントロールを防ぐのであれば、【ランドプロテクト】は実に有効な手段です。【ケットシー】や【グリマルキン】が強いのは当然ですが、高HPのクリーチャーに【ランドプロテクト】をかけるのもやはり安定感抜群です。呪いを外せることも考えると、複数枚あっても使い道には困らないでしょう。


【セフト】と【キャプチャー】

敵セプターのキーカードを奪うカードですが、攻撃用の手段というよりも防御用の手段として使うことの方が多いでしょう。これはコントロールカード(【コメット】【ボーパルソード】)とカウンターカード(【ランドプロテクト】【カウンターアムル】)を比較すると分かりやすいと思います。
コントロールカードを奪う必要に迫られる局面は自分が劣勢になった時です。しかし、自分で奪って使うよりも他の人に使わせてトップを落とした方が楽でしょう。それならばトップのカウンターカードを奪うべき、という結論になります。
逆にカウンターカードを奪いたいのは自分がトップの時ですが、4位のカードを奪うよりも2位のカードを奪った方が有利になります。3、4位のコントロールカードが2位に向かうようになり、自分への干渉が少なくなるからです。また、カウンターカードは持っているだけで見せ札になるため、干渉をためらう効果も期待できます。
大雑把に分けると「自分が必要なものを取る」か「相手が必要なものを奪う」かに分けられますが、このようなカードのやり取りについては、もう少し研究が必要です。



また、おんたまの勝利者ブックも紹介して置きます。
http://www.geocities.jp/kamuimaru/ontama_book10.htm

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